義務教育とは、国に教育をする義務があるのだと勘違いされがちです。しかし、本当のところは、親には子供に教育を受けさせる義務があり、子供には教育を受ける権利があるという考え方です。国は親が子供に教育を受けさせるための環境整備をし、義務を果たさない親がいた場合には、子供の教育を受ける権利を守るために働きかけるのです。

さて、教育の重要性を叫ばれて久しいですが、日本における教育は”護送船団方式”ともいえるみんな仲良くが根底にあります。落ちこぼれはなんとか食い止めようとあの手この手を尽くし、出る杭についてはあの手この手で叩くというのが常です。

平等や公平という概念を歪曲し、落ちこぼれも出る杭も排除していくのが第一とされてきました・・・こう言い切ってしまうと少し語弊がありますが、大筋はこの通りではないでしょうか。

和を尊ぶという古来より伝わる”和の精神”が根底にあるのかもしれませんね。国や行政はセーフティネットの役割を果たすだけで、才能を伸ばすことについては積極的に関知しないというのはあらゆる分野に浸透しているように思います。世界的に見るとこうした考え方は少数派に属するような気もします。

国力はすなわち優秀な人材をいかに育成して相応しい仕事をさせるかにあるのではないでしょうか。

その意味ではこれまでの護送船団方式を見直し、才能あるものは積極的にその才能を伸ばす『英才教育』という考え方をあらゆる過程に組み入れていくことが大切なのではないでしょうか。