新学期を迎えて、英才教育について思うことをツラツラと書いていきます。

幼児や未就学児、小学生に早い時期から高度な教育を施すことには何の問題もないと思われますが、実際のところどんな懸念が心配されているのかみていきましょう。年齢に固執せずに次々と課程を進めるのが、英才教育ですが、特に乳児・幼児・小学校低学年など小さい子供には無駄、弊害があるという説も唱えられています。

[科学的観点から]
右脳を鍛えること、3歳までに教育を開始しないと手遅れ、という考えがあるが、こうした考えには基本的に根拠がない。

[子供への悪影響]
十分な認識力や判断力などが身につく前の幼児に、文字や数だけを取り出して概念的な認識の獲得をさせようという「知育に偏る教育」は、子供の総合的な成長に悪影響を与えるのではないかという批判があります。

また、早期教育で実年齢相当の学習内容を終えてしまっている子供は、学校の授業が退屈で「浮きこぼれ状態」になり、周りの子供との関係において疎外感、孤立感を深めてしまうのではないかという批判があります。

[親子関係への悪影響]
そもそも子供が本当に早期教育をやりたがっているのか、やりたがらないことを無理にさせて悪影響はないのかという危惧が指摘されます。
英才教育を受けた子供は、幼小の頃から本音を見せずに親に気に入られることを優先する傾向にあるため、自由な感情表現や欲望のコントロールの訓練をする機会が減ってしまうのではないか。

[社会への悪影響]
現在の学校制度の枠内では、経済的に恵まれた一部の子供が英才教育を受けることができるという経済格差に起因する学力格差を生む可能性についての危惧が指摘されます。